あゆみちゃんのばかちん日記

あゆみちゃんことyoneya のばかちん日記です。

カンフーハッスル(ネタバレなんて関係ないよね?)

この日のエントリで、「劇場で観る。」と決意しながら、
結局観逃してしまった映画
カンフーハッスルのDVDを購入した。
そして、劇場で観るべきだった、と後悔した。
本来のカンフー映画の醍醐味は、スタントやCGを使わぬ、
生身のアクションの凄さであるが、
この映画ではCGやワイヤーアクションを多様している。
多様しているものの、ストーリー自体がマカロニウエスタン調のためか、
全く違和感がなく楽しめた。
この作品の個人的な最大の注目は、ブルース・リャンの出演であったが、
カメオ出演的なものでなく、準主役と言ってもいい登場には正直驚いた。
ただ、ラストの「火雲邪神」ことブルース・リャンとチャウ・シンチー
バトルシーンを観て合点が行った。
この役はブルース・リャンでなくてはならなかったのだ。
燃えよドラゴン」で生まれたカンフーブームではあるが、
当のブルース・リーは、この作品の完成直後に急死しており、
幾多のブルース・リーの後継者候補が登場した。
その中で、彼と兄弟弟子の関係にもあったブルース・リャンが、
最もブルース・リーに近い存在であったように思う。
名前が似ているだけではなく、
カンフーの実力はブルース・リャンの方が上だ、と云う評判まであった。
ブルース・リー対ブルース・リャンは、
カンフー映画ファンにとって、正に夢の対決であったのだ。
カンフー映画好きでもあるチャウ・シンチーは、
この作品で自らがブルース・リーに変身する事により、
この長年の夢の対決を実現させたのだった。
夢の対決の結果は、かつてウルトラマン第10話「謎の恐竜基地」で、
実現した夢の対決「ウルトラマンゴジラ」と同様の結果となった。


ウルトラマンの圧勝である。
もっともウルトラマンにエリマキをとられたのは
ゴジラではなくジラースであるが。


15年振りにカムバックさせながら、
その夢の対決ではブルース・リャンに一切花を持たせずに、
ブルース・リーの圧勝で終わる。
さすが「ブルース・リーの子」
と呼ばれるチャウ・シンチーである。