チーム・バチスタの栄光
- 作者: 海堂尊
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2006/02/04
- メディア: 単行本
- 購入: 4人 クリック: 152回
- この商品を含むブログ (562件) を見る
またまた久し振りの更新となってしまった。
久し振りといえば、映画鑑賞も久し振りの事。
映画「チーム・バチスタの栄光」を観てきた。
原作は現役医師でもある海道尊氏が
描いたメディカル・ミステリー。
第4回「このミステリーがすごい!」大賞受賞作でもある。
ミステリーなんで、以下ネタバレなしの感想。
原作では、ミステリーの定番でもある
探偵ホームズと助手ワトソンのコンビが、
探偵ホームズ役に厚生労働省の役人、白鳥圭輔。
助手ワトソン役が神経内科医の田口公平。
映画では、田口公平が竹内結子演じる田口公子に
変更されている。
田口が女性に変更された事により、
白鳥との対比がより鮮やかになり、
白鳥の変人振りが強調された感じがした。
原作で隠しテーマとなっている、
崩壊寸前の大学病院の現状や
医療現場の危機的状況など、
現在医療が抱える問題点は、
映画では殆ど描かれる事なく、
全体的にコメディータッチになっていたのが、
残念といえば残念な点。
竹内結子は、
白くて、生温かくて、ツルツル、プヨプヨした
生卵のような田口を好演。
阿部寛は変人の白鳥を怪演!