容疑者Xの献身
- 作者: 東野圭吾
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2005/08/25
- メディア: 単行本
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先日、映画『容疑者Xの献身』を観てきた。
月9ドラマ「ガリレオ」につづき、
シリーズ初の長編が映画化されたもの。
原作は既に読了していたので、この作品が
シリーズの中でも異質なのは承知していた。
が、この映画を観ると、そもそも映画化が目的であり、
TVドラマはその序章にすぎなかった、という気になってくる。
最初に犯人が明かされ、主に犯人の視点で
物語が展開されていくタイプの、
「倒叙式ミステリー」はTVドラマと変わらない。
ただ映画は単なるミステリに留まらない。
数学だけが生きがいだった男の純愛物語でもあるのだ。
映画『クライマーズ・ハイ』で“動”の演技をした堤真一は、、
この映画では“静”の演技を見事に演じていた。
堤真一の演技を観るだけでもこの映画の価値がある。
映画『容疑者×の献身』(公式サイト)