真金色に塗っちゃえ！

まずは、セットリストから。

00.ONE VISION−ひとつだけの世界−
01.OPENING(※プレ・シークエンス有)
02.ペイント イット ゴールド
03.抱いてよ！PLEASE GO ON
04.やる気！IT'S EASY
05.サヨナラのLOVE SONG
06.長電話
07.HEY！ 真昼の蜃気楼(with　稲葉貴子)
08.気まぐれ
09.涙の星
10.シングル曲メドレー
　　愛のバカやろう
　　うわさのSEXY GUY
　　スクランブル
　　手を握って歩きたい(Album Ver.)
11.LIKE A GAME(Dance Ver.)
12.LOVE。BELIEVE IT！
13.愛ってどんな×××？
14.盛り上がるしかないでしょ！
15.オリビアを聴きながら
16.原色GAL 派手に行くべ！


−アンコール−
17.秘密
18.晴れた日のマリーン
19.ENDING
20.CHASER SE(晴れた日のマリーン)

このセットリストだけで、素晴らしいライブとわかるでしょ？

これだけでも十分なのですが、順を追って簡単な感想等。
00.秋コンでごっちんコン定番となった曲。盛り上がりやすいようにショートVer.に
アレンジされていて、グッジョブ。でも、誰か気付いたかな？
QUEENのライブでもオープニングの曲なので、秋コンとは切り離して、ごっちんコン
のオープニングの定番と捉えていきたい。
この曲の前に、英語のアナウンスが、まるでロックコンサートのように流れます。

01.オープニングが、モニター等での出演者の紹介とするならば、このライブでは映画
「007」のようなプレ・シークエンスともいうべきシーンが用意されています。
スポーツ新聞でネタバレされたごっちん登場シーンです。スナイパーごっちんが、ビル
の屋上に降り立ち、サーチライトの中を舞台からモニターに逃走する場面。
「ゴールド・フィンガー」のようかな？

02.03.では、荒っぽい歌い方が少し気になりました。でも勢いのある曲調だし、無問題か？

05.09.では、ごっちんの歌声に静かに聞き入る観客達。お前ら最高だよ！！
でも手拍子くらい、してもいいかも。

10.が、評価の分かれる所でしょうね。特に「スクランブル」の扱いについて。
アルバム収録曲中心のツアーでは、他のアーティストでもシングル曲メドレーは、良く
ある事ですが、そもそも「スクランブル」はアルバム収録曲な訳で、これは既出曲が、
多いアルバム自体の問題でしょうか。
個人的意見としては、GM03SやGM03Aとの差別化、セットリストの流れから考えて、
納得しています。「スクランブル」は、GM03Aの象徴とも言える曲であり、そのイメージ
が、強烈過ぎるからです。

11.ではごっちんは曲の出だしを歌い、舞台裏に引っ込みます。舞台では、稲葉貴子と
ダンサーズが、ダンス・パフォーマンスを繰り広げます。
稲葉さんの切れのある、大きなダンスは本当に素晴らしいと実感。
ダンスの後に、ミニ・イリュージョンにて、ごっちん登場。

15.では歓声というよりか、驚きの喚声が上がりましたが、私は予想通りでした。
ミュージカルで歌われなかった以上、このツアーで歌うと確信していました。
色々揶揄された紅白での披露曲ですが、これが彼女の回答でしょう。
後藤真希の立派な持ち歌であるという。
6分割されたアンプに模したステージが、階段のように上下に移動しています。
実は、このステージの向こう側に、隠しネタがありますが、それは、前半で登場済み。

19.では、無事に任務を終えたスナイパーごっちんが、モーター・ボートで去っていく
シーンが、モニターに映し出されます。
ごっちんからのメッセージの後に、セットリトも流れるエンドロール。
オープニングに繋がる、映画的手法というべき演出です。
この後に英語のアナウンスがあり、いつもの「ごっちんコール」。

今回のレポの題名は、候補が沢山あったのですが、このタイトルが最適かと。
即ち、「That's entertainment」。見れば分かるさ、その意味が。

最後に、ONE VISION-ひとつだけの世界-から抜粋

誰にもひとつのゴールとひとつの使命がある
ハートもソウルも解決法もひとつ
チャンスも神もヴィジョンもたったひとつ

一条の光があればいい
たったひとつの望みがあればいい
僕におくれよ
ひとりの人間　ひとりの人間
一軒の酒場　たった一晩
たった一日
たったひとつのヴィジョンをはっきり示してくれ

ところで、スナイパーごっちんの任務って何かって？
それは、観客の心を射止める事。見事に任務完了です。