後藤真希新曲「スッピンと涙。」
- アーティスト: ビリー・ジョエル
- 出版社/メーカー: Sony Music Direct
- 発売日: 2004/11/03
- メディア: CD
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私にとって、ピアノ・サウンドが印象的な楽曲というと、ビリー・ジョエル
の「ピアノ・マン」だ。
不遇の下積み時代を経てきた彼が、一躍スーパースターの座を掴む切欠
となった彼の代表曲でもあるが、その歌詞には彼自身を投影している。
「ピアノ・マン」は、場末のバーで、無名のピアニストとして酔っ払い達の前で、
演奏していた彼自身の事でもあるのだ。
そして、日本のピアノマンともいえるKAN作曲の後藤真希の新曲。
KAN作詞でない事が、少しだけ不満ではあるが、失恋した女性の喪失感
が見事に表現された楽曲だ。
淡々と思い出を振り返っていた彼女が、徐々に、その思い出が胸を締め
付けて、最後には遂にスッピンになり、涙を流す。
これは、人前では絶対にスッピンにならないと言う、後藤真希自身を投影
したものだろうか?
ビリー・ジョエルの「ピアノマン」は、酔っ払いにさえも「知られてない男」だが、
つんく♂は、差し詰め「知りすぎていた男」なんだろう。
そんな彼に、
「Thank You Memories」