ディック・フランシスの新刊「再起」

再起 (ハヤカワ・ノヴェルズ)

「再起」は、夫人の死を切欠に引退を宣言していた、
ディック・フランシスの新作のタイトル。
氏の競馬シリーズの新作は、2000年に発表した「勝利」以来。
「勝利」は2001年に早川書房から単行本化され、
今年の11月に文庫本化された。
ちなみに、シリーズ39作目。
私は、このシリーズはいつも文庫本で読んでいるため、
2001年から遅れる事、5年でシリーズ完結の予定だった。
しかし、何があったのかは分からないが、
今年、氏が突然新作を発表したのだ。
それも、元騎手の事故調査員シッド・ハレーを
主人公（過去に3作品ある）とした長編！
早速購入してきた。
競馬シリーズ、私にとって初めての単行本。

ただ、過去39作を翻訳してきた菊池光氏の死去が残念だ。
菊池氏は、ロバート・B・パーカー著のスペンサーシリーズや
ギャビン・ライアルの「深夜プラス1」等の名作の
翻訳実績があるだけに尚更。


今年のクリスマスには、ディック・フランシスの新作を読むのだ。