天使の卵
映画「天使の卵」を観てきた。
映画は、監督のものだろう。
例えば、「スローモーションや過激な暴力描写を駆使した演出」
といえば、サム・ペキンパーだし、
ヌーヴェルヴァーグの旗手といえば、
ジャン・リュック・ゴダールだったりする。
で、この映画「天使の卵」
の監督は、冨樫森。
竹内結子主演の星に願いを。 スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]
の監督だ。しかし、監督に興味はなかった。
興味があったのは、沢尻エリカ
(小西真奈美にも少し興味があったが)だったりした。
劇中のセリフ。
「卵は天からの手紙」だという。
卵はちょっとした弾みで壊れてしまう儚さを持つもの。
それは、主人公達の幸福に包まれた日々のようでもある。
壊れてしまった卵。
だが、TVで放映された続編「天使の梯子」で描かれるように
壊れた卵からは、新たな何かが生まれようとしている。
そして、沢尻エリカ。
「シュガー&スパイス〜風味絶佳〜」では、
年下をリードする大人なヒロインを演じていたが、
この作品では、等身大の明るい女子大生の役を好演。
役柄の振り幅の広さが、彼女のストロングポイントのようだ。
映画「天使の卵」(公式サイト)