あゆみちゃんのばかちん日記

あゆみちゃんことyoneya のばかちん日記です。

ナッソーの夜

007/薔薇と拳銃 (創元推理文庫)

007/薔薇と拳銃 (創元推理文庫)

「BOND 22」すなわち007の新作(22作目)が、製作中である。
邦題も決定したようである。
「007」にとっては、カタカナのタイトルでは無く、
久々に漢字が使われている。

原作は、短編集「薔薇と拳銃」に収録された
「ナッソーの夜」(原題 Quantum of Solace)
である。
この短編集からは、
「From a View To a Kill」(薔薇と拳銃)
「For Your Eyes Only」(読後焼却すべし)
の2編が既に映画化済みである。
と言っても映画「For Your Eyes Only」は、
この短編集の「危険」からもプロットを頂戴しており、
5編中3編が映画化済みと言えるだろう。

で、その昔購入した文庫本、
当時は「007号の冒険」と題名の付いた文庫本
をウン年振りかに読んでみた。

内容は、ナッソーのイギリス領事館の総監の語る思い出話。
ボンドは単なる話の聞き手であり、諜報部員としての活躍は全くない。
「人間ドラマ」と言っても良いかもしれない。

前作「カジノ・ロワイアル」の一時間後から始まるといわれている
新作映画では、ストーリーは大幅に変更されるだろう。
というか、変更しなければ、映画にならない(笑)。

読んでいて面白かったのが、今で言う「フライト・アテンダント」の呼び方。
少し前まで、「スチュワーデス」と呼ばれていたが、
この本では、なんと「エアー・ホステス」と書いてある。
一瞬何の事か分からなかった。
よく見ると、1964年初版の本!
当時は「エアー・ホステス」と呼んでいたんだろう。


映画「慰めの報酬」(公式サイト)